内視鏡内科(胃カメラ、大腸カメラ)
当院では、日本消化器内視鏡学会専門医が、最新の内視鏡機器を用いて苦痛の少ない検査を行っています。胃カメラ・大腸カメラともに、消化器専門施設で長年の経験を積んだ医師が担当し、患者さま一人ひとりに合わせた丁寧な対応を心がけています。
当院では、予約を取ることで受診日にそのまま胃カメラを受けることができます(大腸カメラは事前診察が必要です)。また、健康診断の胃カメラでも、追加料金なしでしっかりとした鎮静剤を使用し楽に検査をうけていただくことができます。いずれもWEB予約ボタンよりお進み下さい。
当院の内視鏡の特長
-
鎮静剤を使用した
ウトウト眠っている間に検査を受けることができ、不安や嘔吐反射の軽減にも配慮しています。
苦痛の少ない検査 -
最新の内視鏡システム+
早期がんや微細な病変の見落としを防ぐため、AIを活用した画像診断補助システムを導入。高精度な診断に努めています。
AI診断補助機能を搭載 -
大腸カメラの下剤は院内の
ご自宅での下剤内服が不安な方でも安心。プライバシーを保ち、リラックスして準備できます。WiFi、ipad、飲料水完備のトイレ付き個室。(個室利用料を1,100円頂戴します)
完全個室でゆっくり内服可能 -
胃カメラ+大腸カメラの
忙しい方でも、一度の来院で両検査を受けられるため、時間と体への負担を最小限にできます。
同日検査が可能 -
大腸ポリープは
検査中に発見されたポリープは、状況に応じてその場で切除。入院不要の日帰り手術に対応しています。
その場で日帰り切除が可能
「胃が痛い・胸やけがする」「黒い便が出た」「血便が気になる」など、症状がある場合はもちろん、症状がなくても定期的な内視鏡検査によって、がんの早期発見が可能です。検査が初めての方も、他院でつらかった経験がある方も、どうぞ安心してご相談ください。
胃カメラや大腸カメラは、消化管の病気を直接観察し、診断・治療が同時にできる非常に有効な方法です。最近は、鎮静を併用することで苦痛なく検査が受けられるようになり、またAI診断や内視鏡的治療技術の進歩により、より安全で正確な診療が可能になっています。
ここでは、当院で行う内視鏡診療の対象となる代表的な病気についてご説明します。
① 逆流性食道炎(GERD)
概要
胃酸が逆流して食道粘膜を傷つける病気で、胸やけや呑酸をきたします。
内視鏡診断の役割
- 粘膜びらん、潰瘍の有無を直接観察
- がんやバレット食道の合併確認
治療
- 薬物:PPIやPCABが第一選択
- 生活習慣改善(肥満・食後すぐ横にならないなど)
- 内視鏡的治療:
ARMS(Anti-Reflux Mucosectomy)
ARMA(Anti-Reflux Mucosal Ablation)
→ 薬に抵抗性のGERDに対して有効性が報告されている最新治療です。当院では施行していませんが、広島大学病院への紹介が可能です。
予防・フォロー
内視鏡による定期観察で、粘膜障害やバレット食道の進展をチェック。
② 食道アカラシア
概要
食道の運動障害で、下部食道括約筋が開きにくくなり、食べ物が通過しにくくなる病気。
内視鏡診断の役割
- 他の通過障害(腫瘍)との鑑別
- 食道の拡張、残留物の確認
治療
- 内視鏡的バルーン拡張術
- POEM(経口内視鏡的筋層切開術):
内視鏡を使って食道内から筋層を切開し、括約筋の圧を下げる先進的治療。低侵襲で長期成績も良好。最近広島大学でもこの治療が始まり、いい治療結果がでているようです。ご希望の方は紹介させていただきます。
予防・フォロー
定期的に内視鏡で粘膜の状態を確認し、食道がんの発生リスクにも注意。
③ 食道がん
概要
食道にできる悪性腫瘍で、飲酒・喫煙・バレット食道が危険因子。
内視鏡診断の役割
- 白色光に加えNBI(狭帯域光観察)や拡大内視鏡で早期発見
- 生検で病理診断
治療
- 表在がん:ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術) が標準
- 進行がん:外科手術・化学放射線療法
予防・フォロー
内視鏡定期検査が唯一の早期発見方法。手術になったときの体の負担は大きく、早期発見が重要。
④ 慢性胃炎(ヘリコバクター・ピロリ感染性胃炎)
概要
長期の炎症で胃粘膜が萎縮し、胃がんリスクが高まる。
内視鏡診断の役割
- 萎縮性変化や腸上皮化生の評価
ピロリ感染の有無を観察
治療
- ピロリ菌除菌(ガイドライン推奨)
- 除菌後も胃がん発生リスクはゼロにならないため定期内視鏡が必要
予防
ピロリ菌の早期除菌と内視鏡フォロー。
⑤ 胃潰瘍
概要
胃酸やピロリ菌によって胃粘膜が深く傷ついた状態。吐血や腹痛をきたすこともある。近年はピロリ除菌の浸透、胃酸分泌抑制薬の発展などでだいぶ減っています。
内視鏡診断の役割
- 潰瘍の位置・大きさ・出血の有無を直接確認
- 出血時には止血処置が可能
治療
- PPI・PCABによる薬物治療
- 出血例ではクリップ、凝固法、止血剤散布など内視鏡止血
- ピロリ菌がいれば除菌療法
予防
NSAIDs(痛み止め)の適正使用、禁煙、禁酒。暴飲暴食、ストレスを避ける。ピロリ菌の除菌。
⑥ 胃がん
概要
日本で依然多いがん。早期発見なら内視鏡治療が可能。
これをみつけて早期治療につなげることが「究極の」胃カメラの目的です。
内視鏡診断の役割
- 白色光・NBI・拡大観察で早期発見
- 生検による確定診断
治療
- 早期がん(粘膜内癌で転移リスク低):ESD
- 進行例:外科切除、化学療法
予防
ピロリ菌除菌+定期内視鏡。
慢性胃炎があるかたは、除菌後であっても「1年ごと」の内視鏡検査が勧められます。
⑦ 十二指腸潰瘍
概要
胃酸過多やピロリ菌が原因。腹痛、黒色便、吐血で見つかる。
内視鏡診断の役割
- 潰瘍の部位確認
- 出血時の内視鏡止血(クリップ・凝固)
治療
- PPI・PCAB
- ピロリ菌除菌
予防
ストレス・NSAIDsの過量使用を避ける。
⑧ 大腸ポリープ
概要
大腸の粘膜にできる隆起性病変。多くは良性ですが、一部はがん化します。
内視鏡診断の役割
- 大腸カメラで直接観察し、大きさ・形態を評価
- AI支援診断で見落とし防止
治療
内視鏡的ポリープ切除術(コールドポリペクトミー/EMR/ESD)
日帰りで安全に実施可能
当院ではコールドポリペクトミー、EMRを日帰りで施行いたします。
予防・フォロー
切除後は定期内視鏡で再発・新規発生のチェック。
⑨ 大腸がん
概要
日本で増加しているがん。便潜血陽性や症状から見つかる。
内視鏡診断の役割
- 直接観察・生検で診断
- 早期例は内視鏡治療で根治可能
治療
- 早期:ESD/EMR
- 進行:外科手術、化学療法
予防
便潜血検査と定期内視鏡が早期発見に有効。
⑩感染性大腸炎
多くは経口感染で起こる、各種細菌による大腸炎。それぞれに特徴的な内視鏡所見があったりするため、内視鏡および便の培養(細菌を同定する検査)で原因菌を探ります。
治療:腸管安静、整腸剤、必要に応じて抗生剤内服
⑪ 腸間膜静脈硬化症
概要
長期の漢方薬(小柴胡湯など)使用などが関与。大腸壁の静脈にカルシウム沈着を起こす珍しい病気。
内視鏡診断の役割
- 大腸に特有の青白い粘膜変化や狭窄を確認
- CTと組み合わせて診断
治療
- 原因薬剤の中止
- 狭窄が高度な場合は手術
予防
長期内服薬のチェック。
⑫直腸NET(神経内分泌腫瘍)
概要
直腸にできる小さな腫瘍。多くは良性ですが、大きさや深達度によっては転移リスクあり。
内視鏡診断の役割
- 拡大観察・生検で診断
- 内視鏡的切除が可能
治療
- 小さい(1cm未満、筋層浸潤なし):内視鏡切除(EMR、ESD、ESMR-L)
- 大きい/浸潤例:外科手術
一般的に小さなサイズの腫瘍となるため、当院でもその場で切除が可能です。
予防・フォロー
切除後も定期的な内視鏡フォローが必要。
まとめ
内視鏡診療は、「早期発見」と「低侵襲治療」 に直結する非常に重要な検査です。胃や大腸のがんは早期に見つかれば内視鏡で根治できる場合も多く、検診や症状がある際の早めの受診が大切です。
当院の内視鏡の特徴
- 消化器内視鏡専門医による安全・確実な検査
- 鎮静下で苦痛の少ない内視鏡
- 日帰りでポリープ切除可能
- AI内視鏡による見落としリスク低減
ご予約は右上のWEB予約ボタンからお願い致します。(大腸内視鏡を自宅で受ける場合、事前診察が必要です)
